現在ツイッターで人気の、松本ひで吉さんのまんが『犬と猫どっちも飼ってると毎日楽しい』、とてもかわいくて大好きなのですが、この中で、ひで吉さんが「カレーの恩返しカレー」というレトルトカレーのとんでもないおいしさに感動する、というシーンがありました。
天真爛漫でいつも元気な犬くんと、ツンデレの猫さまとの生活をコミカルに描いたエッセイコミックです。犬や猫と一緒にくらしている人は、共感できるシーンが多く、とてもかわいい作品です。ひで吉さんの犬くんと猫さまへの愛情が伝わってきます。(画像をクリックすると、Amazonホームページが開きます。)
このブログタイトル「かぐや姫の恩返し」にも似ている「カレーの恩返し」、しかも驚くほどおいしいとなれば、これは気になります。
「カレーの恩返し」とは?
「カレーの恩返し」は、俳優でコピーライターの糸井重里さんが経営する「ほぼ日株式会社」が販売しているもので、糸井さんが考案したスパイスミックス「カレーの恩返し」が人気商品となり、そのおいしさを手軽に楽しんでもらうため、レトルトカレー「カレーの恩返しカレー」を開発した、というものです。
現在、ビーフ、チキン、キーマの三種類のレトルトカレーが販売されています。
(画像をクリックすると、ロフトの公式オンラインショッピングサイトが開きます)
調べてみると、ネットでは、ほぼ日ストアと、ロフトの公式オンラインショッピングサイトのみで購入できるということ。(スパイスミックス「カレーの恩返し」はAmazonでも購入することができます。)
早速、ロフトネットストアで購入(ロフトだと、他のものもついでに購入できるので)。
ちなみに、現在の私のレトルトカレーランキングがこちら。
一位 調味商事 よこすか海軍カレーネイビーブルー
(画像をクリックすると、Amazonホームページが開きます。)
二位 S&B ドライキーマカレー
(画像をクリックすると、Amazonホームページが開きます。)
以上。
はい、この「二強」です。
以前おいしいレトルトカレーを探していろいろなカレーを食べた時期があったのですが、その中で私に響いたのが、この二つでした。海軍カレーもいろいろ食べましたが、結局私にはこの「ネイビーブルー」が最強です。
テレビ等で芸能人が褒め称えているレトルトカレーがあれば、とりあえず購入して試してみますが、現在私の中でこの二つに勝つものはありません。
ただ、カレーは人それぞれ好みが分かれますので、あくまで私の中のランキング、ということで。
ちなみに、私がレトルトカレーを選ぶ主なポイントは、次の三つです。
- 深いコクの中に甘みがある
- 具材溶け込み系(固形物がないくらいが好き)
- レトルト臭がしない
この三つを満たしていれば、辛さの度合いはあまり気にしません。
さあ、「カレーの恩返しカレー」は、強豪「海軍カレーネイビーブルー」を超えることができるのか。
それぞれの比較
原材料を比較
内容は、商品パッケージ裏に記載されているものです。
カレー | 原材料 |
海軍カレーネイビーブルー | 牛肉、糖類(砂糖、ぶどう糖果糖液糖)、食用油脂(豚脂)、野菜(玉葱、にんにく、しょうが、人参、じゃがいも)、小麦粉、乳製品、カレー粉、しょうゆ、ビーフエキス、トマトペースト、マンゴペースト、りんごピューレ、チャツネ、ゼラチン、食塩、香辛料、調味料(アミノ酸)、カラメル色素、酸味料、(原材料の一部に卵、大豆、バナナを含む) |
S&B ドライキーマカレー | ○カレー:野菜・果実(玉ねぎ、人参、デーツ、リンゴ、グリンピース、赤ピーマン、しょうが、にんにく)、牛肉、ドライトマトペースト、食用油脂(牛脂、大豆油、なたね油、豚脂)、小麦粉、カレー粉、砂糖、オニオンパウダー、食塩、たん白加水分解物(いわし、かつお)、デキストリン、ビーフエキス、香辛料、調味料(アミノ酸等)、着色料(カラメル、トウガラシ色素)、香辛料抽出物、セルロース、増粘剤(キサンタン) ○トッピング:アーモンド |
カレーの恩返しカレー | 〇カレー:牛肉、ソテーオニオン、トマトペースト、カレーパウダー、植物油脂、おろしにんにく、食塩、チキンスープ、おろししょうが、クコの実、香辛料、ガラムマサラ、酵母エキス 〇トッピング:カルダモン、クミン、コリアンダー、ターメリック、シナモン、ピンクペッパー、クローブ、唐辛子、ローレル、フェンネル、フェネグリーク、レモングラス |
栄養成分値(1食分)を比較
内容は、商品パッケージ裏に記載されているものです。
内容 | 海軍カレーネイビーブルー | S&B ドライキーマカレー | カレーの恩返しカレー |
内容量 | 180g | 157g | 180g |
エネルギー | 254kcal | 318kcal | 412kcal |
たん白質 | 13g | 9.1g | 12.6g |
脂質 | 12.4g | 22.1g | 34.5g |
炭水化物 | 22.7g | 20.6g | 12.7g |
ナトリウム | 1300mg | 973mg | - |
塩相当量 | 3.3g | 2.5g | 2.0g |
商品説明とパッケージを比較
商品説明は、メーカーホームページや、パッケージに記載されている内容を記載しています。
海軍カレー ネイビーブルー
「よこすか海軍カレー ネイビーブルー」は明治41年(1908年)発行 海軍割烹術参考書「カレイライス」のレシピを基に、現代風アレンジを加え開発したレトルトビーフカレーです。
海軍の食事は階級により異なり、少尉以上の階級である「士官」用の食事には腕の良いコックが雇われていました。ネイビーブルーは士官食のカレーをイメージして高級レストラン風に仕上げられています。
たくさんの野菜を溶けるまで煮込んでいるので、野菜のうまみがたっぷりと凝縮されています。スパイスの辛さと、じっくり煮込まれた素材のうまみが食欲を誘います。辛さは中辛程度に設定されています。
<まろやかな口当たり>
「玉ねぎ」「チャツネ」などの材料を手間を惜しまずにじっくり時間をかけコトコト煮込むことで、カレーの「旨み」を凝縮させました。これが飽きの来ないまろやかな口当たりの秘密です。(「チャツネ」とはインド料理によく使われている薬味やソースで、マンゴーやリンゴなどの果実に香辛料・砂糖・酢などを加えてジャム状に煮た物です。)
<徐々に広がる上品な辛さ>
「よこすか海軍カレー ネイビーブルー」には研究に研究を重ねた結果たどりついた秘伝のスパイスを使用。初めは甘みのあるまろやかな味、そして後から徐々に口の中に辛みが広がる上品な味わいという2段階の奥行ある味が楽しめるカレーとなっています。
<国産牛肉を贅沢に使用>
牛肉には、味・安全の両面を考え、国産牛肉を使用しています。贅沢に大きめのサイコロビーフにして、じっくりと煮込んでします。製造も安心の国内工場です。(ISO22000:2005取得工場で製造)
外箱
内袋
作り方
中袋を開封せず熱湯の中に入れて5分前後沸騰させ、温めます。
電子レンジを使用する場合、耐熱容器に移し替え、ラップをして、500wの場合は2分間、600wの場合は1分30秒温めます。
S&B ドライキーマカレー
カレー粉と一緒にじっくりと炒めあげた牛挽肉にサラサラではなく、しっとりと汁気を無くしたソースを合わせたドライキーマカレーです。
ソテー・ド・オニオンによる旨みを凝縮させたドライキーマカレーに、旨味を凝縮させたドライトマトをペースト状にしてカレーソースに加え、より濃厚な味わいに仕上げました。
トッピング用にコリコリ食感のクラッシュナッツも付いています。香ばしい香りと食感が楽しめます。
外箱
内袋
黄色い袋の中には、トッピングのアーモンドが入っています。以前「辛口」にはガーリックチップが入っていましたが、現在「辛口」は販売されていないようです。
作り方
中袋を開封せず熱湯の中に入れて、3~5分間沸騰させ、温めます。
電子レンジを使用する場合、耐熱容器に移し替え、ラップをして、500wの場合は2分間、600wの場合は1分30秒温めます。
ほぼ日 カレーの恩返しカレー
「カレーの恩返しカレー」は、ほぼ日のミックススパイス「カレーの恩返し」から生まれた、華やかな香りのスパイスカレーです。「チキン」「ビーフ」「キーマ」の3種類が販売されており、全体にさわやかな味わいとなっています。
小麦粉を使用しないタイプで、あめ色に炒めた玉ねぎをしっかり使いました。
うまみやコクを感じたあとで、ほどよくスパイスが香ります。
辛さは、一般的な「中辛」程度です。
ビーフカレーは、しっかりとしたコクを感じる、うまみたっぷり、ソースのなかに牛肉のうまみ成分が溶け出していて、食べごたえがあります。
外箱
内袋
黄色い袋が、糸井重里さんがが考えたスパイスミックス「カレーの恩返し」です。内容量も4gと、かなりたっぷりと入っています。
作り方
12種類のスパイスが入っている「カレーの恩返しカレー」は、直接火にかけるとより香りが引き立ちます。
そのため、湯せんや電子レンジでも、おいしくお召し上がりいただけますが、
「フライパンでのあたため」をおすすめしています。
1食分につき、大さじ1ていどの水を加えて、ヘラなどでかきまぜながら、
中火でフツフツするまであたためてください。
湯せんする場合、中袋を開封せず熱湯の中に入れ、3~5分間沸騰させ、温めます。
電子レンジを使用する場合、耐熱容器に移し替え、ラップをして、500wの場合は2分間、600wの場合は1分30秒温めます。
試食(審査)-実際に作り、食べてみました
写真が下手で申し訳ありません。
お皿は、以前記事「かわいいポーランド陶器~Boleslawiec,Polish pottery~」でご紹介したポーリッシュ・ポタリーを使いたいところですが、今回はカレーの色や質感をよりわかりやすくするため、某大手企業のパン祭りでいただいた白いシンプルなお皿を使用しています(写真は下手ですが、、、)。
海軍カレー ネイビーブルー
袋から出した瞬間、まろやかでコクのあるカレーの香りが広がります。レトルト臭は感じられません。見た感じも、香りも、日本のカレーらしい、少しお高いレストランのカレー、という感じです。
お肉以外の具材は全て溶け込んでおり、口当たりがとてもいいです。口に入れると、まずフルーティーな甘みと、まろやかでコクの深いカレーの風味が広がり、その後、辛さがじわじわと広がっていきます。中辛程度とはしてありますが、辛さが苦手な人には、かなり辛めに感じると思います。
食べ進めるごとに、溶け込んだ具材の甘みとコク、そしてじんわりとくる辛さが口の中に広がります。
やはり、私にとっては「カレーの王様」です。
S&B ドライキーマカレー
袋を開けると、喫茶店のカレーのような甘い香りが広がります。
口に含むと、まず甘みが、その後、まろやかなカレーの風味が広がり、最後に辛みがほんわりときますが、今回の三つのカレーの中では、辛さは最も少ないです。レトルト臭は感じられません。
挽肉のコロコロとした食感が舌に触れ、また、トッピングのアーモンドのカリカリとした食感がおもしろいです。
やはり、おいしいです。
ほぼ日 カレーの恩返しカレー
せっかくなので、メーカー推奨の「フライパンで温め」をしてみました。
温めるほどにスパイスの香ばしい香りが広がり、本格カレーを出すお店にいるような気分になります。
牛肉がとてもたくさん入っています。
見た感じでは、今回の三つの中では一番家庭で作るカレーっぽいですが、香りはかなり本格的です。
まずはレトルトカレーのみを味わい、その後、スパイスミックス「カレーの恩返し」をお好みで。加えると、「辛さ」ではなく、「スパーシーさ」が増します。
味は、口に入れた瞬間、まずスパイスの香りが、その後カレーのコクと具材の風味が広がっていく感じです。辛さはあります。レトルト臭は感じられず、本格カレー屋さんのスパーシーなカレーを食べているような気分になります。
また、「カレーの恩返し」は、トッピングとはいえかなりの量が入っていますので、全部使うもよし、残して他の料理に使うもよし、です。私の場合、夕食でカレージャーマンポテトを作りました。かなり本格的なカレー味のジャーマンポテトになり、とてもおいしかったです。
判定
あくまで、私の個人的なランキングです。
一位 海軍カレーネイビーブルー
二位 S&B ドライキーマカレー
三位 カレーの恩返しカレー
二強、強し。
順位は揺るぎませんでした。
やはり、私は「甘み」がほしいのです。
「カレーの恩返しカレー」は、スパイシーでかなり本格的なカレーなので、私には少し「甘み」が物足りませんでした。
ただ、本当においしかったです。スパーシーなカレーが好きな方には、ぜひ試していただきたい商品です。
まとめ
レトルトカレーは、お湯や電子レンジで温めるだけという手軽さと、また、各メーカーの工夫と努力で、様々なタイプのおいしい商品が多く販売されています。日本のレトルト食品の三分の一はカレーなのだそうです。
以前見たバラエティー番組で、幼稚園生くらいの子どもさんに、お母さんが作ったカレーとレトルトカレーを食べてもらい、どちらか一方だけ「おいしい方」を最後まで食べていい、というのをしていましたが、お母さんカレー、全滅でした。それくらい、日本のレトルトカレーはとてもおいしい。(何の番組だったかは全くわかりません。テレビをつけていたらたまたまやっていたので。)
現在、非常に多くのレトルトカレーが販売されていますが、その寿命はとても短く、その中でずっと残っているものは、それだけ多くの方に支持されている商品だということです。
いろいろなレトルトカレーを試してみて、是非、こだわりに一品をさがしてみてください。
「カレーの恩返しカレー」のご購入は、ロフトネットストアが便利です。