旅犬シェルパ、幽霊ホテルでオーブに遭遇!? ~動物動画紹介~

You Tube で大人気、アラスカン・マラミュートのシェルパ(Sherpa)の動画を紹介します。

以前記事『「臭うね」と言われて傷つくアラスカンマラミュートのシェルパがかわいい ~動物動画紹介~』でご紹介した、イギリスの旅犬シェルパSherpa

今回は、イギリスで幽霊が出ると有名なホテル「The Jamaica Inn (ジャマイカ・イン)」で、ご主人さんと一緒に幽霊探し。

Are you a ghostie ?

Dont leave me.

途中弱気になりながらも、ホテル内にある博物館やシアター、バーなどを探索していきます。

一人と一匹は、オーブのような光にも遭遇しながら、なんとか無事、朝を迎えることができたようです。


(2020年2月2日公開:You Tube)

ご主人さんのお食事中、テーブルの下で伏せて待つシェルパは、お行儀がいいですね。

夕食のとき、シェルパがご主人さんからもらったパフェにチョコレートソースのようなものがついています。バーの入口にあった「DOGS」と書かれた看板に、「Where all menus are available.」(全てのメニューが利用できます)とあるので、多分あれは犬が食べても大丈夫なように工夫してあるチョコレートなのだと思います。(私はあまり英語が得意ではないのですが、多分そういう意味だと思います。)

 

ホテル「The Jamaica Inn」(ジャマイカ・イン)は、イングランド南西端、コーンウォール(Cornwall)にあるホテルで、地元では幽霊が住んでいるホテルとして有名です。

1750年に建てられた伝統的なホテルですが、事前に予約をすれば、以下の条件でペットと一緒に宿泊することができます

  • 1 匹あたり 1 泊につき 15 英国ポンドの追加料金
  • 1 室 2 匹まで
  • 特定の部屋のみ (制限あり)

The Jamaica Innの外観

 

コーンウォール(Cornwall)の位置
Licensed under Creative Commons License ”CC BY-SA 3.0″ , via Wikimedia Commons.

 

動画を見ていても、なかなか雰囲気のあるホテルですよね。

客室内や館内全域には、古い時代の家具などによる装飾が施されていて、バーやレストランの他、博物館もあります。

アンティークな家具の中に、ぽつんと現代のゲーム機があるのが、またなんとも味わい深い感じです。

 

The Jamaica Innの内装(Barの様子)
Licensed under Creative Commons License”CC BY-SA 2.0″ , via Wikimedia Commons.

 

The Jamaica Innの内装(Barの様子)
Licensed under Creative Commons License”CC BY-SA 2.0″ , via Wikimedia Commons.

 

ホテル「The Jamaica Inn」(ジャマイカ・イン)は、18世紀中頃から19世紀にかけて、英国外からの密輸品をロンドンを初めとする英国各地へと運搬するための中継地として使用された、海賊行為や密輸などの拠点の一つだったという歴史があります。

 

The Jamaica Innの看板
Licensed under Creative Commons License ”CC BY-SA 3.0″ , via Wikimedia Commons.

 

イギリスの女流作家、ディム・ダフニ・デュ・モーリエDame Daphne du Maurier:1907年-1989年)は、このホテル「The Jamaica Inn」に宿泊したとき着想を得、1936年に小説「Jamaica Inn」(邦題:埋もれた青春)を執筆したといわれています。

綺麗な方ですね。

ダフニ・デュ・モーリエ(1930年頃)
Licensed under Creative Commons License”Copyrighted free use″ , via Wikimedia Commons.

 

小説「ジャマイカ・イン」は、1820年のコーンウォール州が舞台となっています。

母を失い孤児となった23歳のメアリー・イェーラン(Mary Yellan)は、ただ一人の身寄である叔母ペーシェンス・マーリン(Patience Merlyn)を頼り、彼女が経営する辺境のホテル「ジャマイカイン」へ向かいます。

しかし、やっとたどり着いたそのホテルは荒れ果てており、客が泊まっている様子はありません。また、久しぶりに会う叔母もすっかり老け込み、まるで幽霊のようです。

ペーシェンスの夫ジョス・マーリン(Joss Merlyn)は、怪しげな仲間と酒宴を開いており、ペーシェンスは彼らに何も言えない様子です。

実は、彼らはこの辺一帯を荒らしまわっている海賊だったのです。

やがてメアリーは、自分のみならず叔母までもが危険にさらされていることに気がつきます。

この小説「Jamaica Inn」は、アルフレッド・ヒッチコックAlfred Hitchcock:1899年-1980年)により、1939年に映画が制作され、邦題「巌窟の野獣」として、日本でも公開されています。

これは、イギリス時代のアルフレッド・ヒッチコック最後の作品であり、アメリカに渡った彼は、同じモーリエの作品である、『レベッカ』や『』を映画化していきます。

シェルパも体験したホテル「The Jamaika Inn」での怪、みなさんも映画の中で体験してみてはいかがでしょう。

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